SEOに最適なドメイン拡張子とは?TLDは本当に順位に関係するのか
期限切れドメインを買うとき、.comは.net、.io、ccTLDよりSEOで有利なのか。Googleのルール、130万件のオークションから見えた「どのゾーンが入札されるか」のデータ、いまEMDが意味するもの、そして入札前に私が使っているドロップ確認用のChrome拡張機能をまとめます。

「SEOで有利になる拡張子はどれか」とGoogleで検索すると、最初のページの半分はChromeアドオンの話で埋まる。検索エンジンの取り違えのように見えるが、ドロップを買う側にとっては妙に筋の通った話でもある。必要なのは2種類の拡張子だ。ドメイン名の末尾に付く正しい拡張子と、そのドメイン名が入札に値するかどうかを見極めてくれるブラウザツールが数個である。
そこで本記事では両方を扱う。まずはゾーンについて、Googleの見解、130万件の期限切れオークションが示すデータ、そしてどのTLDがどんなプロジェクトに向くのかを整理する。続いて、購入前にドメイン名をチェックするために私が使っているChrome拡張機能を手短に紹介する。
結論から言うと、TLDはSEOの順位要因ではない。Googleはジェネリックなゾーンをすべて同じように扱う。期限切れドメインの価値を決めるのは、被リンク、トピック、そしてドメイン履歴だ。ゾーンが効いてくるのは、国シグナル、被リンクに対する信頼度、そして再販価値の3点である。
TLD(トップレベルドメイン)の種類:gTLD、ccTLD、新gTLD
ドメイン拡張子、つまりTLDは最後のドットより後ろの部分だ。ここでは4つのグループを押さえておきたい。
| 種類 | 例 | Googleの解釈 |
|---|---|---|
| クラシックgTLD(ジェネリック) | .com、.net、.org、.info | 国を示さない |
| ccTLD(国コード) | .de、.fr、.co.uk、.com.au | 特定の国を示す強いシグナル |
| ジェネリックとして使われる国コード | .io、.ai、.co、.me、.tv | .comと同じ扱い |
| 新gTLD | .xyz、.shop、.online、.agency | .comと同じ扱い |
Googleはジェネリックとして扱う国コードを20個リスト化している。.ad、.ai、.as、.bz、.cc、.cd、.co、.dj、.fm、.io、.la、.me、.ms、.nu、.sc、.sr、.su、.tv、.tk、.wsだ。このページの最終更新は2025年12月で、Googleはリストが変更される可能性があると注記している。地域TLDの.euと.asiaもジェネリック扱いだ。
.aiは2023年6月にこのリストへ加わった。それ以前は、Googleの目には.aiのサイトはアンギラ向けのサイトでしかなかった。.aiを「グローバルサイトには不向き」と断じる古いガイドは、すでに時代遅れだ。
TLDはSEOに影響するのか
Googleがドメイン拡張子によって順位を変えることはなく、この回答は10年以上変わっていない。新しいゾーンに関する公式FAQにはこうある。「TLD内のキーワードは、検索において有利にも不利にもならない」。.lawyerという末尾があっても「lawyer」での順位が上がるわけではない。SEOにおいて、ゾーンは額縁であってテコではない。
ゾーンが変えるのは次の点だ。
- 国。 ccTLDは、そのサイトが「特定の国を明示的に対象としている」ことをGoogleに伝える。.deのサイトは米国の検索結果で苦戦するが、それは仕様どおりの動きだ。
- 手動のターゲット設定はない。 Google Search Consoleは2022年9月22日に国ターゲット設定を廃止した。ジェネリックなゾーンでは、言語、hreflang、ローカルコンテンツしか残されていない。だからこそccTLDは、得られる中で最も強い国シグナルになる。
- 信頼。 人は見慣れたドメイン名をクリックする。ICANNの消費者調査では、レガシーゾーンへの平均信頼度が約90%だったのに対し、新gTLDは45〜49%だった。この差は、クリック率、アウトリーチへの返信、そして編集者に被リンクを承諾してもらえる頻度に表れる。
- スパムフィルター。 安価なゾーンにはスパムが集まる。2026年3月から5月にかけて、Cybercrime Info Centerは.comのスパムドメインを829,715件、はるかに規模の小さい.topのそれを630,191件と集計した。メールフィルターや広告の審査担当者も同じ状況を見ている。
リンクスコアはゾーンをまったく無視する。ドメインオーソリティやドメインレーティングといったSEO指標は被リンクから算出されるので、実のある被リンクを持つ.xyzは、被リンクのない.comに勝る。
1カ国向けに作るなら、ccTLDは最も安価に得られるローカルSEOシグナルだ。後々グローバル展開する可能性があるなら、ジェネリックなゾーンを選び、言語を追加するタイミングでhreflangを実装しよう。後からゾーンを変更するのは、サイト全体の移転を意味する。
期限切れドメインではTLDは重要か
ここから意見が分かれるのが常なので、意見ではなく数字を見ることにした。サンプルは、2026年9月26日から10月17日の間に最大手レジストラのプラットフォームで終了した1,297,328件の期限切れオークションだ。以下の「実リンク」とは、参照元サイトが50以上、かつTrust Flow(0〜100のリンク品質スコア)が10以上であることを指す。価格は記録した最終入札額で、通常は終了の数時間前のものだ。
- .comは全出品の59.6%を占め、そのうち1.79%が1件以上の入札を得た。
- .xyzは出品の11.3%を占めたが、入札があったのはわずか0.03%だった。
- .orgは実リンク付きの出品が.comの4.5倍の頻度で現れた。0.32%対0.07%である。
- 387,927件は.xyz、.shop、.online、.infoといった新しいゾーンや小規模ゾーンの出品だった。入札があったのは0.11%で、実リンクを持っていたのはわずか36件だ。
| ゾーン | 出品シェア | 入札あり | 実リンクあり:入札あり | 実リンクあり:最終入札額の中央値 |
|---|---|---|---|---|
| .com | 59.6% | 1.79% | 35.8%(547件) | $80 |
| .org | 3.9% | 1.74% | 34.6%(159件) | $83 |
| .net | 3.8% | 1.31% | 30.2%(63件) | $106 |
| .io | 0.6% | 1.55% | 件数が少なすぎる | – |
| .co | 1.2% | 1.06% | 件数が少なすぎる | – |
| .xyz | 11.3% | 0.03% | 件数が少なすぎる | – |
では、ドロップのドメイン拡張子は価格を変えるのか。私の表の読み方はこうだ。被リンク目当てだけでなくドメイン名そのものを買う人もいるため、リンクのない.comのほうが入札されやすい。しかし実リンクを持つドロップなら、.orgや.netも.comとほぼ同じ頻度で入札を集め、最終入札額は同水準かそれ以上になる。被リンク目当てに買う人は.comのプレミアムを払っているのではなく、被リンクに対して払っているのだ。
第二の教訓は、フィードに並ぶ期限切れドメインの大半には買うべきものがなく、新しいゾーンはとりわけ中身が乏しいということだ。そうした出品の多くは、サイトを一度も持たないまま1年目だけ安く登録されたもののように見える。
私自身のリストから一例を挙げよう。同じ小さなニッチ(自家醸造)の.netと.comで、それぞれ60〜70の実参照元サイトを持っていた。どちらもアーカイブのコンテンツで再構築し、ほぼ同じ週数で元のトラフィックを取り戻した。オークションでの価格は.comが3倍だった。
被リンクはドメイン名そのものに紐づく。oldbrewery.netを落札しても、oldbrewery.comの被リンクは付いてこない。実際に購入するゾーンの被リンクプロフィールを確認しよう。

プロジェクト別に見る、SEOに最適なTLD
| プロジェクト | 最適なTLD | 理由 |
|---|---|---|
| マネーサイト(グローバル) | .com、次いで.netか.org | 信頼性、タイプイン訪問、再販価値 |
| 一国向けのローカルビジネス | ccTLD:.de、.fr、.co.uk | 国シグナルが最も強い |
| PBN(自前の被リンクサイト網) | .com、.org、.netにccTLDを混ぜる | 普通のウェブに見える |
| 301リダイレクト用のドナー | クリーンでテーマに沿った被リンクを持つゾーンならどれでも | 価値を受け渡すのは被リンクだけ |
| SaaS、AI、開発ツール | .io、.ai、.co | Googleには汎用で、その業界のユーザーには自然 |
| 短命のプロジェクト | 1ドルのゾーンは避ける | スパムフィルターと広告審査 |
PBN用にドメイン拡張子を選ぶときは、実際のウェブをそのまま真似るといい。私たちのサンプルでは、実際の被リンクを持つドロップは.comが547、.orgが159、.netが63で、それ以外のゾーンを全部合わせても50未満だった。.xyzのサイトを10個並べたところで、それはネットワークではなくフットプリントでしかない。

ローカルSEO:ccTLDが有利な場面
期限切れのccTLDドメインは、ローカル案件にとって最も過小評価されている被リンク源だ。ドイツのショップやクラブ、地元メディアから被リンクを受けていた.deサイトは、ドイツのマネーサイトがまさに必要とするプロフィールを備えている。ドイツ語で再構築するか、自サイトのドイツ語セクションへリダイレクトしよう。同じ被リンクが.comを指していると、不自然に見える。
ただし注意点が2つある。一部のccTLDは登録できる人を制限している。.caはカナダ国内の拠点が必要で、.euはEU・EEAの居住者、企業、市民でなければならない。さらに国別ゾーンは.comのサイクルとは別に、独自のスケジュールで名前を解放する。だから.com向けツールが出すドロップ日は、.ukや.deには当てはまらないことがある。
.ioと.ai:汎用だが、細かな条件に注意
- .io。 チャゴス諸島をめぐる英・モーリシャス間の合意は、2026年4月に停滞した。合意が成立すれば、IANAの慣行では、その地域が消滅した時点で国コードを廃止し、移行期間は約5年となる。.ioがすぐ消えると考える人はいないが、10年運用するマネーサイトを.ioのドロップで作ろうとは思わない。
- .ai。 更新は通常2年単位で、.comより高くつく。期限切れの.aiドメインはレジストラのオークションに流れることが多い。入札額には更新料も計算に入れておこう。
.com vs .net:先に同名の.comを確認しよう
.netや.orgに入札する前に、同名の.comを調べておこう。
- .comで現役のビジネスが営まれている。 ブランド名でのクリックを奪われ、宛先違いのメールが届き、場合によっては商標の申し立ても来る。見送るか、買うとしてもごく安値にとどめよう。
- パーキング中か売り出し中。 訪問者の一部は.comを直接入力してそちらに着地する。それを受け入れるか、後から買い取るかだ。
- 登録が空いている。 年約11ドルで取得して、自分のサイトへ301リダイレクトをかけよう。.comの卸値は2026年11月1日に10.26ドルから10.97ドルへ上がるが、それでもこの業界で最も安上がりな保険であることに変わりはない。
もう一つの傾向として、.orgのドロップは協会や学校、クラブが持ち主だったものが多く、そのぶん実際の被リンクを伴いやすい。ただ、再販するなら.comのほうがはるかに換金しやすい。
EMDの意味:完全一致ドメインは今も有効なのか
EMDはexact match domain(完全一致ドメイン)の略で、名前そのものがキーワードになっているドメインだ。「best coffee grinders」に対するbestcoffeegrinders.comがそうだ。部分一致(PMD)はキーワードに何かを足したもので、grinderlab.comやcoffeegrinderhub.comが例になる。
- 2012年9月27日: GoogleがEMDアップデートを展開した。
- 0.6% の英語(米国)クエリが影響を受けた、とMatt Cuttsは述べている。
- 打撃を受けたのは、主に名前の力だけで上位に来ていた中身の薄いサイトだった。実のあるコンテンツを持つEMDは残った。
現在、実務で見ているのは次のとおりだ。
- 名前そのものによるブーストはない。 コンテンツが弱いEMDは、ほかの弱いサイトと何ら変わらない順位になる。
- 実際に効いているのはアンカーだ。 EMDは自然に言及されるたびにキーワードアンカーになる。小さなローカルニッチではプラスに働くが、その上にマネーアンカーを積むとマイナスになる。アンカープロファイルがすぐに過剰最適化に見えてしまうからだ。EMDを使うなら、URLアンカーと汎用アンカーだけで被リンクを積もう。
- 天井がある。 coffeegrinders.comでエスプレッソマシンを売っても、自然に見えることは決してない。ブランドならどんな商品にも育っていける。
- ハイフンと数字 (best-coffee-grinders-24.com)は、人にもフィルターにもスパムに見える。
- スパム履歴のあるEMDのドロップ は二重のリスクだ。キーワードの名前と、他人が積んだマネーアンカーがセットになっている。
ブランドドメインはその逆で、意味を持たせるまで何の意味もない語だ。最初は苦労するが、どんなアンカーでも安全に使えるし、名前がプロジェクトの幅を狭めることもない。
良いドメイン名は、ブランドでもキーワードでも、いくつかの共通点を持つ。
- 短くて言いやすく、一度聞けば打ち込める。
- ハイフンも数字もない。
- 同じ名前が.comでも自分のニッチ分野でも、現役ブランドとして使われていない。
- 商標と抵触しない。
- ドロップなら、自分のテーマに沿ったドメイン履歴がある。

SEOに最適なドメイン名の選び方
- まずはプロジェクトを決める。 どの国か、どれくらいの期間運営するのか、再販するのか。
- ゾーンを選ぶ。 上の表から選べばいい。
- ブランドかキーワードか。 長期のプロジェクトやマネーサイトならブランド、小さなローカル案件や1ページのプロジェクトならEMD。
- 新規か期限切れか。 新規登録はクリーンな状態でゼロから始まる。期限切れは被リンクと他人のドメイン履歴付きで始まる。
- 以下のチェックを実行する。 候補の中から、勘ではなく結果で最適なものを選ぶ。
ゾーンがSEOを成功させてくれるわけではない。SEOの労力は被リンクとコンテンツに注ぐべきで、TLDが決めるのは対象国と第一印象だけだ。
購入前に期限切れドメインをチェックする方法
最も安く済むチェックから、最も費用のかかるチェックへと進み、最初に赤信号が出たらそこで止める。
- 年ごとの履歴。 直近の1件だけでなく、年ごとに1件ずつキャプチャを確認する。危険信号は、カジノ、医薬品、アダルトのページ、英語サイトなのに日本語や中国語のテキストが混ざっている、テーマや言語が突然切り替わっている、長年にわたってパーキングされている、といったケースだ。
- アンカーテキスト。 ブランド名、URL、トピック語なら問題ない。マネーアンカー、とくに他言語のマネーアンカーがある場合は、そのドメイン名がすでに使われていた証拠だ。
- 現存する被リンク。 リンク元のサイトが今も存在し、今も訪問者を集めているかどうか。消えたページからの被リンクには何の価値もない。
- 繰り返しのドロップ。 作成日が新しくても、アーカイブに長年のサイトが残っていれば、そのドメイン名はドロップされ、再び取得されたということ。何度も繰り返されている場合もある。
- インデックスとブランド。 site: 検索と、旧ブランド名での検索を実行する。旧サイトが自分の名前で検索しても検索結果に出てこないなら、フィルターが残っている可能性がある。
- ゾーンの確認。 更新料金(新しいゾーンの中には毎年プレミアム更新料を請求するところがある)、ccTLDの登録者要件、そして.comのツインドメイン。
- リダイレクト。 そのドメイン名がすでにどこかを指していないか。指しているなら、誰かのリダイレクトチェーンに組み込まれている可能性がある。
正直な「買い」の判定をひとつ出してくれるSEOドメイン名チェッカーは存在しない。ブラウザツールは1サイトずつしか調べられないが、最終候補5件まで絞った段階ならそれで十分だ。何百件ものリストを相手にするなら、ドロップ専門のプラットフォームが要る。deepscan.proなら何十ものオークションサイトから期限切れドメインをチェックして購入でき、各出品の横に年ごとの履歴、リンクスコア、スパムシグナルが並ぶ。1つのドメイン名の被リンクデータを調べるだけなら、AhrefsやMajesticのようなリサーチツールが今でも役に立つ。
ドロップをチェックするためのSEO Chrome拡張機能のおすすめ
人気のSEO Chrome拡張機能をまとめた記事の多くはデジタルマーケティング代理店が作成したもので、自社サイトのオンページSEO向けに書かれている。Google Chrome拡張機能のおすすめで検索すれば、30個、50個と並んだリストが出てくる。SEO向けのGoogle Chrome拡張機能は2種類に分かれる。自分のサイト用のツールと、他人のサイトを調べるツールだ。ドロップを扱うなら重要なのは後者だけで、履歴、リダイレクト、かつてのSEO要素、被リンクデータを数秒で確認したい。
拡張機能は数百種類あり、SEOのプロの多くは20個を入れて3個しか使っていない。この用途で最適なChrome拡張機能は、1つ1つが1つのことだけをこなす地味なツールだ。私の2026年版SEO Chrome拡張機能リストは短く、どれもChrome Web Storeからインストールできる。これらの拡張機能はGoogle Chromeだけでなく、Chromium系ブラウザならどれでも動く。
| 拡張機能 | 料金 | ドロップで分かること |
|---|---|---|
| Ahrefs SEO Toolbar | 基本無料、リンク指標は有料プラン | オンページレポート、リダイレクト、リンク切れ、検索結果上のキーワードデータ |
| Detailed SEO Extension | 無料 | タイトル、メタ、見出し、canonical、robots、schema |
| SEO Minion | Keywords EverywhereのSilver以上のプラン | hreflang、リンク切れ、地域シミュレーター |
| Redirect Path | 無料 | 301、302、JavaScriptリダイレクト、メタリダイレクト、チェーン全体 |
| Wayback Machine | 無料 | キャプチャ数、最初と最新のキャプチャ、カレンダー |
| Keywords Everywhere | 有料クレジット | 検索結果の横に検索ボリューム、CPC、トレンド |

Ahrefs SEO Toolbar
無料部分だけでも十分なオンページチェッカーになる。インデックス可否、構造化データ、ソーシャルタグ、リダイレクトトレーサー、HTTPヘッダー、リンク切れ、Core Web Vitals、検索地域シミュレーターが確認できる。Googleの検索結果上ではキーワード指標も表示する。DR、アクセス数、被リンクは有料のAhrefsプランが必要で、契約しなければツールは使えてもリンクの数値は出てこない。ドロップ調査ではリダイレクトトレーサーを最もよく使う。旧サイトがまだオンラインのうちに、オーナーがすでにどこへ向けているかが分かるからだ。
Detailed SEO Extension
無料で、アップセルもトラッキングもない。ワンクリックでタイトル、SEOメタディスクリプション、H1〜H6の見出し、canonical、robots、Open Graph、schemaを表示する。Ahrefsは2025年9月にDetailedを買収し、創業者は現行の全機能を無料のままにすると述べている。アーカイブ版に対しても使っている。旧タイトルとH1を見れば、スクロールして探すよりずっと速く本当のテーマが分かる。
SEO Minion
長年、Chrome向けSEO拡張機能の中で最も人気のひとつだった。誰もが最初に入れる無料拡張機能だった。今ではChrome Web Storeの掲載ページに「Keywords EverywhereのSilver以上のプラン契約者のみ利用可能」とあり、796件の評価で5点満点中1.6まで下がっている。機能自体は今も優秀だ。戻りタグ付きのhreflang、リンク切れ、ライブSERPプレビュー、地域シミュレーター、HTMLとレンダリング後ページの比較ができる。Keywords Everywhereにすでに課金しているなら使い続ければいい。そうでなければ、Detailedのような拡張機能とAhrefsツールバーの無料部分でほぼカバーできる。
Redirect Path
Ayimaの無料ツールで、すべてのホップをステータス付きで表示する。301、302、JavaScriptリダイレクト、メタリダイレクト、そしてヘッダーだ。ドロップ調査では2つの問いに答えてくれる。購入前は、このドメイン名がすでにどこかへリダイレクトしていないか。購入後は、新しいリダイレクトが1ホップで済んでいるか、それともhttp → https → www → 最終ページのようなチェーンになっていないか。
Wayback Machine
Internet Archive公式の拡張機能で、ページのキャプチャ数が分かり、最初のキャプチャ、最新のキャプチャ、カレンダー表示をワンクリックで開ける。約30万人が利用している。私の簡易フィルターでは、10年間でキャプチャが20件未満なら、たいていは弱いサイトで、深掘りする価値はないと判断する。
すべての検索結果の横にキーワードデータを表示
Keywords Everywhereは、Google Keyword PlannerなどのSEOデータを使い、各検索結果の横と任意のページ上に検索ボリューム、CPC、トレンドを表示する。有料クレジット制で動いている。EMD候補のキーワード調査に使っている。ドメイン名の元になっているキーワードにボリュームが残っていなければ、そのドメイン名にもキーワードとしての価値はない。
WordPress SEOプラグインとブラウザ拡張機能の違い
混同しないように。YoastやRank MathなどのプラグインはWordPressの内部で動き、自分のサイトでしか機能しない。タイトル、サイトマップ、schemaなどが対象だ。ブラウザ拡張機能はどんなサイトでも動き、まだ所有していないサイトでも使える。ドロップ調査ではまずブラウザツールが必要で、SEOプラグインはサイトを再構築してから入れるものだ。
これらのツールのどれも、ドロップについて完全なSEOレポートを出してくれるわけではない。履歴、被リンク、スパムを網羅したSEO分析には、複数の情報源が欠かせない。ただ、日々のSEO作業を速くしてくれる。すべてをこなす有料ツール1本ではなく、問いごとに無料ツールを1つ、というわけだ。
拡張機能が表示するオンページSEOスコアは、ドロップの被リンクや履歴を何も語っていない。SEOスコアを入札の理由にしてはいけない。
無料Chrome拡張機能を安全に使うためのベストプラクティス
拡張機能は売却されたり、ハッキングされたり、気づかれないまま更新されたりする。最近の事例を2つ挙げる。
- 2025年7月:Koi Securityは、230万人のユーザーを持つChromeとEdgeの拡張機能18個が閲覧履歴を追跡し、セッションを乗っ取っていたことを発見した。なかにはGoogleの認証バッジや特集掲載を受けていたものもあった。大半は当初はクリーンで、アップデートを通じて悪意あるものに変わった。
- 2024年12月:攻撃者がCyberhaven社員の開発者ログイン情報をフィッシングで窃取し、同社拡張機能の悪意あるバージョンを配信した。
私が実践していること:
- お金に関わるアカウントはクリーンなプロファイルで。レジストラ、オークション、決済のアカウントは、何もインストールしていない別のプロファイルに置き、メインのChromeブラウザプロファイルには決して置かない。すべてのサイトで「すべてのデータの読み取りと変更」ができるChrome拡張機能は、レジストラのセッションも読み取れてしまう。レジストラアカウントを乗っ取られればドメイン名を盗まれ、その移管を巻き戻すのは難しい。
- サイトへのアクセスは「クリック時」。Chromeの拡張機能設定で、すべてのツールを「すべてのサイト」から「クリック時」に切り替える。クリックしたときだけ動作する。
- 拡張機能は30個ではなく、5~7個。1か月使っていないものは削除する。
- アップデートを監視する。拡張機能の所有者が変わったり、新しい権限を求めたりしたら、削除して代替を探す。

無料のSEO用Chrome拡張機能を1つだけ入れるなら、Detailedにしよう。無料でトラッキングもなく、今は大手企業がバックについている。Redirect PathとWayback Machineを加えれば、ドロップ調査用の私のChrome SEOツール一式が揃う。
購入後にやること:Google Search Consoleの設定とテクニカルSEO監査
- 初日にサイトをGoogle Search Consoleに追加する。「手動による対策」と「セキュリティの問題」を確認する。古いペナルティが残っている可能性があり、解除するには新しい所有者であることを説明する再審査リクエストが必要だ。
- アーカイブと被リンクツールで、被リンクが付いている旧URLを洗い出す。今も被リンクを集めているものは再構築するか301リダイレクトし、それ以外は404を返す。
- 手早くテクニカルSEO監査を行う。httpsが機能しているか、リダイレクトが1ホップで収まるか、robots.txtがサイトをブロックしていないか、サイトマップを送信済みかを確認する。その後、タイトル、内部リンク、独自コンテンツといったウェブサイトSEOの基本を整える。
- 2~4週間待つ。ドロップをマネーサイトに向ける前に、パフォーマンスレポートでSEOパフォーマンスを追跡する。表示回数が横ばいなら、そのドメイン名はフィルタにかけられている。これでメインプロジェクトを守れたことになる。
再構築したドロップに正しいSEOを施す方法は地味だ。実際のページを置き、被リンクがあった箇所では旧URL構造を残し、最初の数か月はマネーアンカーを使わない。
ホワイトハット・グレーハット・ブラックハット:各手法にドメイン拡張子をどう組み合わせるか
ホワイトハット。ブランドの.comか地域のccTLDを使い、旧プロジェクトを同じテーマで再構築し、.comのツインドメインも取得する。時間はかかるが安全で、最も再販しやすい。
グレーハット。PBNやリダイレクトを使う。現実のウェブと同じようにドメイン拡張子を混ぜ、その国向けのローカル被リンクにはccTLDのドロップを使い、レジストラとホスティングを分散させる。ドロップを基盤にしたSEO戦略の多くは、購入段階ではなく確認段階で失敗する。
ブラックハット。ただし細心の注意を払う場合に限る。安価な新しいドメイン拡張子で使い捨てサイトを量産するか、強力な被リンクを持つドロップをカジノや医薬品向けに再利用する。期限切れドメイン名に関するGoogleのスパムポリシーは、まさにこれを対象にしている。「主に検索順位を操作するため」に購入され、中身が「ほとんど、またはまったく価値のない」ドメイン名だ。そうしたサイトの寿命は数週間しかない。別のレジストラアカウントに隔離し、マネーサイトから遠ざけておく。そして、数週間のトラフィックで回収できる分だけを使う。
FAQ
TLD(トップレベルドメイン)は検索順位に影響しますか?
直接は影響しません。Googleは汎用のドメイン拡張子をすべて同じように扱い、TLDに含まれるキーワードに優位性はありません。ccTLDは国シグナルを追加するだけです。
.comは.netより優れていますか?
検索順位のためではありません。.comは信頼されやすく、URLを直接入力してのアクセスが多く、再販も早い。ただし実際の被リンクがある場合、私たちのデータでは.netのドロップもほぼ同じ頻度で入札されていました。.comが35.8%なのに対し、.netは30.2%です。
.ioや.aiは安全に使えますか?
Googleはどちらも.comと同じ汎用TLDとして扱います。.ioにまつわる政治リスクと、.aiが2年ごとの更新であることは頭に入れておきましょう。
SEOにおけるEMDの意味とは?
EMD(完全一致ドメイン)とは、ドメイン名がキーワードと完全に一致するものです。2012年のアップデート以降、それ自体に順位を押し上げる効果はなく、キーワードアンカーを引き寄せやすく、過剰になりがちです。
SEO向けのドメインはどう選べばよいですか?
まず国とプロジェクトの運用期間を決め、次にドメイン拡張子を選ぶ。ブランド名にするかキーワードにするかを決めたら、支払う前に履歴と被リンクを確認する。
ドロップを調べるのに最適なSEOツールは何ですか?
1つのドメイン名を調べるなら、Detailed、Ahrefsツールバーの無料機能、Redirect Path、Wayback Machine。長いリストを調べるなら、履歴と被リンクデータを備えた一括調査プラットフォームだ。
主なポイント
- TLDは順位決定要因ではありません。ccTLDは国シグナルであり、それ以上ではありません。
- ドロップでは被リンクが決め手になります。実際の被リンクがあれば、.orgと.netは.comとほぼ同じ頻度で入札されました。
- 新しいドメイン拡張子で実際の被リンクが付いているものはまれです。私たちのサンプルでは387,927ロット中36ロットでした。
- EMDはそれ自体では順位を押し上げません。URLアンカーと汎用アンカーで育てましょう。
- 入札する前に、履歴、アンカー、現存する被リンク、.comのツインドメインを確認しましょう。
- レジストラのアカウントは、アドオンを何も入れていないブラウザプロファイルで管理しましょう。
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